香水の種類とキホンの付け方完全攻略！

「いい香りの人」になるための上手な使い方

お気に入りの香水をつけると気持ちが上がったり、自分に自信が持てたりしますよね。でも使い方を間違えると周囲に迷惑をかけたり、悪印象を与えてしまうことにもなるため、香水の使い方には注意が必要です。
自分の魅力をさらに引き立て、周囲も心地よく香水を楽しむために、まずは香水の種類や基本の付け方、マナーを知ることから始めましょう。
「香水デビューしたい！」という初心者さんから、「いままでなんとなく使っていた」という中〜上級者の方まで、ぜひ参考にしてみてくださいね。

いくつ知ってる？香水の種類

香水を正しく使うためには、香水の種類を知り、自分のライフスタイルに合うものを見つけましょう。

香水の原材料は主に香料、アルコール、蒸留水の3つ。このうち香料が含まれる割合を賦香率（ふこうりつ）といい、この賦香率によって香水の種類が分けられています。
賦香率が高いと香りの持続時間が長く、低いと持続時間は短くなります。

パルファム（パルファン）

賦香率：15〜30％
持続時間：5〜7時間
香りの持続時間が一番長く、フォーマルな場所に相応しい品格のある香水です。香りがしっかりしているため、付ける量には注意が必要。日本ではあまり販売されていません。

オードパルファム（オードパルファン）

賦香率：8～15％
持続時間：5時間前後
オード（Eau de）とはフランス語で「水」という意味。持続時間は長めながら、手頃な価格で人気のある香水です。

オードトワレ

賦香率：5〜8％
持続時間：3〜4時間
軽やかでほんのり香るので、日常使いしやすい香水です。トワレ（Toilette）とは、化粧や身支度のこと。香水初心者の方にも使いやすく、カジュアルなシーンにおすすめです。持続時間が短いため、一日香りを楽しみたい方は付け直しをすると◯

オーデコロン

賦香率：3〜5％
持続時間：1〜2時間
持続時間が一番短く、ライトな香りが特徴です。コロン（Cologne）はドイツの都市ケルンのことで、オーデコロンは「ケルンの水」という意味。17世紀末に流行していた芳香水を、ドイツのケルンという街で販売したことに由来しています。
お風呂上がりやおやすみ前など、香りで気分を変えたい時におすすめの香水です。

※賦香率は各メーカーによって異なります。

香水の種類や特性を知っておくと、友人とのお出かけやデートには「オードパルファム」、お部屋で香りを楽しみたい時には「オーデコロン」など、シーンや目的によって使い分けることができますよ。

香水のキホンの使い方

「香水ははじめてだからちゃんと使えるか心配…」という方も大丈夫！香水の特徴と付ける場所を知っていれば、簡単に使い始めることができますよ。

付けるタイミングは出かける20〜30分前がベスト

香水は時間とともに香りが変化します。この変化はトップノート、ミドルノート、ラストノートの3段階があり、これを知っておくと、最適な香りのタイミングで出かけることができます。

トップノート 香水を付けてから5〜10分くらいに感じる香りです。香料の中でも揮発性が高く、香水の第一印象を決める役割があります。

ミドルノート
トップノートが落ち着いた後に広がる香りで、30分～2時間くらいで香りを感じます。香水の個性が強く表れる部分です。外出の20〜30分前につけると、この最適な香りのタイミングで出かけられます。

ラストノート
2時間以降に残る香りです。香水は人の肌に付けるため、その人の体温や匂いと合わさって独自の香りに変化します。香水を選ぶ際には、ミドルノートからラストノートまで自分の肌で試してから購入するのがおすすめです。

香水を付けるのはここがおすすめ！

香水をどこに付けるかによって、香りの広がり方や印象が大きく変わります。2〜3箇所に付けるのが基本ですが、初心者の方は1箇所から始めてみてください。1箇所につき1プッシュ、「少し香りが弱いかな」くらいの量に留めておくと、“さりげなく香る人” になれますよ。

John's Blend オードトワレ

¥2,750

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手首
手首には太い血管が通っていて、体温が高く、香水を付けるのにおすすめの場所です。自然な動作（物を渡す、手を振るなど）で香りが広がります。

付け方：手首の内側に、20cmほど離れた位置から1プッシュします。両手首を擦り合わせるイメージがありますが、これはNG。摩擦によって香りの成分が変化してしまう可能性があるので、吹き付けたらそのまま肌に馴染ませるようにしてください。

首筋・耳の後ろ
首筋や耳の後ろも体温が高く、動くたびにふんわりと香る場所です。すれ違った瞬間に香りを感じさせる場所として人気がありますが、顔に近く、香りがダイレクトに感じられるため、付ける量には注意が必要です。

付け方：首筋や耳の後ろに小さく1プッシュします。オードトワレやオーデコロンなどの軽めの香水が◯。一度手首などに付けてから肌に乗せてあげると、付けすぎを防止できます。

John's Blend オードパルファム

¥8,800

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ウエスト
香りは下から上へ広がるため、下半身に付けると全体的にバランスよく香らせることができます。特に濃厚な香りのオードパルファムはウエストがおすすめ。ひざの裏や足首などもソフトな香り立ちになりおすすめです。
付け方：おへその近くやウエストに1プッシュします。衣類で覆われているため、さりげない香り立ちを楽しめます。

ひざの裏・足首
体温が高く、動くたびに香りが広がります。ロングスカートの場合、歩くたびにふんわりとした香りが漂います。
付け方：片足につき1プッシュ。足首の場合は内側に軽くスプレーするか、香りを手に取ってから馴染ませましょう。

付けすぎとTPOに注意

すれ違ったときに「いい香り」を感じると、その人に対して好印象を持ちますが、逆に香りが強すぎると距離をおきたくなりますよね。そのため、香水を使う時には周囲への気配りが欠かせません。
特に公共交通機関や狭い空間では、付ける量は少なくするなど配慮が必要です。また、食事の席は「料理の香りを楽しむ場」でもあるため、香水の使用は控えるのがマナーです。

いかがでしたか？
香水の基本を知っておくだけで、自信を持って香水ライフを楽しむことができます。時間による香りの変化も楽しみながら、自分らしい付け方を見つけてみてくださいね。