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暮らし公開日:2025.12.05
新しい年のごあいさつに。「お年賀」の基本と、心を届ける贈り方
日本の新年の美しい風習の一つに、ご挨拶と一緒に手土産を渡す「お年賀」があります。最近は、日頃の感謝を伝えるさりげない贈り物として浸透してきました。本コラムでは、「お年賀」の基本マナーや選び方のポイントを簡潔にご紹介します。
暮らし公開日:2025.12.05

新しい年のごあいさつに。「お年賀」の基本と、心を届ける贈り方

日本の新年の美しい風習の一つに、ご挨拶と一緒に手土産を渡す「お年賀」があります。最近は、日頃の感謝を伝えるさりげない贈り物として浸透してきました。本コラムでは、「お年賀」の基本マナーや選び方のポイントを簡潔にご紹介します。

1.お年賀ってなに?

新しい年の始まりに、日頃の感謝とこれからのご縁を願って贈る「お年賀」。
起源は、年神様へのお供え物を持ち寄る風習にあると言われ、時代とともに人と人とのご挨拶の形式へと変化してきたとされています。

近年は、堅苦しい贈答ではなく「ちょっとした気持」として渡す方も多く、気軽ながら温かみのあるコミュニケーションとして親しまれています。
年の初めに、心がふわりとあたたまるようなご挨拶を添えてみるのも素敵です。

2.渡す時期とタイミング

お年賀を渡すタイミングは、「元旦(1月1日)から松の内※」までとされ、松の内は一般的に1月7日〜15日までとされています。(地域によって異なります。)
ただし、元旦は相手が忙しい場合も多いため、訪問するなら1月2日以降が無難です。お仕事関係の方には、仕事始めに合わせて渡すケースが一般的です。

もし時期をすぎてしまったときは、「寒中見舞い」として贈るとスマート。形式にしばられすぎず、相手にとって負担のない気持ちの伝え方を心がけると好印象です。
※松の内・・正月飾りの門松などを飾っておく期間のことで、年神様が家に滞在しているとされる期間

3.贈る相手と金額の目安

お年賀を贈る相手は、実家や義実家、親しい友人、ふだんお世話になっている方などが中心です。目上の方や仕事関係の相手には、負担を感じさせない価格帯を選ぶのが気遣いにもつながります。
2,000〜3,000円程度の”ちょっといいもの”が選びやすいライン。
高価すぎる贈り物は、相手に気を遣わせる可能性もあるため、価格よりも「あなたのことを思って選んだ」という気持ちが大切です。

4.のしの基本マナー

お年賀には、紅白の蝶結びの水引がついた「のし紙」を使用します。
表書きには「御年賀」や「お年賀」と書き、したに自分の名前(フルネームまたは名字)を記します。
手渡しする場合は、紙袋から出し、品物を両手で渡すとより丁寧な印象に。
ちょっとした所作の中にも、相手への敬意が感じられます。

5.喜ばれるお年賀選び

お年賀には、日持ちするお菓子やお茶、調味料など家族みんなで楽しめるものが人気です。
最近では、見た目にも華やかで、ちょっと気の利いたアイテムを選ぶ方も増えています。

相手の暮らしや好みをイメージしながら、「こんな風に楽しんでくれたら嬉しいな」とイメージして選ぶと、自然と気持ちが伝わります。
相手の笑顔を思い浮かべながら品を選ぶ時間そのものが、贈る側にとっても心豊かなひとときになります。

6.新年のごあいさつに

新しい一年のスタートに、大切な人へ気持ちを届ける「お年賀」。
かしこまりすぎなくても、心のこもった贈り物はそっと寄り添う温かさを感じさせてくれます。
きちんと感と自分らしさのバランスが取れたお年賀は、相手の記憶に残る贈り物に。
今年のスタートに、“ほどよい気遣い”を込めたご挨拶をしてみてはいかがでしょうか。

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